※画像を大量に含みますのでPC以外の観覧時はご注意ください。
少しの間、雨宿りにハチミツ酒醸造所のボイラーに入ったアーセラン。しかし、そこで、衝撃的な害虫被害の原因を発見してしまうのであった……!
………!!
「キーキー!!」
アーセラン「!!」
アムリン「ほう、客は久しぶりだな」
アムリン「何者だ」
アーセラン「ハ、ハハ、いや、俺はタダの商人で…あの」
アーセラン「偶然、迷い込んじゃいまして…そのぉ~ 」
アーセラン「し、失礼しましたあッ!!」
アムリン「………。」
パチン!!
アーセラン「!?」
「キィー!!ギィイイイ!!」
アーセラン「い、いつの間に!」
アムリン「フフフ、”お前も”不法侵入か?まったく、サビョルンの奴しょっちゅう鍵をかけ忘れるなァ」
アーセラン「アンタは一体、ここは醸造所じゃないのか?」
アムリン「そう、此処は何の変哲もないタダの醸造所、サビョルンは少なくともそう思っている。」
アムリン「そして、害虫問題がなぜ起きているのか、それも奴は知らない。」
アーセラン「ええ?!」
アムリン「アイツは仕事の殆どを下働きに任せるようで、此処へは誰も姿を現さん、まったく面白いものだろう」
アムリン「だが、そのお陰で、俺の偉大なる研究は進んだ!」
アムリン「ここのスキーヴァは俺の命令を聞き……」
アムリン「完璧に任務をこなす。」
アムリン「画して、俺はこの穴蔵で人知れず、最高の軍隊を手に入れるとこが出来たというわけだ。さて、この意味がわかるかな?」
アーセラン「な、何を」
アムリン「裁きだ!!」
アムリン「俺を投獄したホワイトランの愚か者ども!」
アムリン「俺の実力を認めもせず、ドブネズミとあざ笑い、 俺に感謝もしなかったウインターホールドの者共!」
アムリン「もうじき奴らに罰が下されるのだ!この俺によって!」
アーセラン「へ、へえ~、奇遇だなァ…俺も”ネズミ”って呼ばれて馬鹿にされたりしてたよ(な、何言ってるんだコイツ…)」
アーセラン「俺、復讐とやらの邪魔をするつもりないし、今日のところ、見逃してくれねえかな~」
アムリン「………」
アーセラン(ヤバイ…!コイツ目がイっちゃてる…早く、早く逃げないと…!!)
アムリン「残念だが…お前は既に、俺の領域に足を踏み込んでしまった…」
アーセラン「あ!ちょ、ちょっと まてまてまて!!落ち着いて…」
アムリン 「さあて、久しぶりに実技練習が出来そうだなァ!!」
キィイイイイ…
アムリン「やれぇええ!!」
アーセラン「ちょ、ちょっと待ってェーーー!!」
ガッ
アーセラン「!」
アーセラン「うわあっ!!」
「キィイイイ!!」
アーセラン「畜生!くるなあああァ!!」
ゴウッ!!
「ギィイイイ!!」
アムリン「何!?魔法だと…」
アーセラン「はあ…!はあ!」
アムリン「チッ…!タダの小僧かと思ったら、よくも俺のスキーヴァーを!!」
アムリン「大人しく餌になれッ!!」
アーセラン「!!」
バシュウウゥウ!!
アーセラン「ぐ、ぐ…うぐぐぐぐぐ!!」
キィイイィイイイイン…
アーセラン「だっ駄目だ…!………耐え切れな……」
パァアアアアン!!
ガンッ!!
ドシャァ!!
アーセラン「グエッ!」
カタン……
アムリン「ほう、なかなか、しぶとい奴だなあ」
アムリン「どうだ?絶体絶命、追い詰められた袋のネズミの気持ちは!」
アムリン「不安、恐怖、混乱、理不尽に対する怒り…!!」
アムリン「俺は、ずっとそんな気持ちだった………だが、奴らはそれが分からないようで俺をさらに執拗に追い詰めた。」
アムリン「だから、分からせなければならない、この俺をこんな目に遭わせた奴らを、世界を!」
アムリン「次はお前たちが恐怖を味わう番だ…」
アーセラン「はあ…!はあ…!」
アーセラン「じょ、冗談じゃねええ、何でこんなことに!!」
アーセラン「このままじゃ…俺、本当に…し……」
アーセラン「どうしよう!どうしよう!ああ駄目だ、駄目だァ!お、落ち着け!落ち着かなきゃ!」
アーセラン「生きながら食われるなんて絶対御免だ!ど、どうやって切り抜ける!? 真正面から戦うなんて、俺にはできねえし…」
アーセラン「ハッ…こ、こんな事になるなら、せめて護身術でも習っとけば良かったかなァ」
サーシャ「私でもリュシアンを投げ飛ばすことができたのよ!」
アーセラン「へえ?!」
リュシアン「相手の力を上手く利用すれば、力の弱いものでも、勝つことができる。今のご時世覚えておいて損はないぞ」
アーセラン「相手の力を利用する術…簡単に言ってくれるなよなあ、ゴリマッチョが!そんなの出来るわけ……」
アーセラン「!!そうか、アレを使えば……」
アムリン「さて、そろそろいいか?もう伸びてしまったか?」
アムリン「お前に個人的に恨みはないが、しかし、スキーヴァーを傷つけられて気が変わった。罰として、たっぷりいたぶってから、エサにしてやろう…」
アムリン「さあ、今度こそ!奴を生け捕りにしろ!!」
「キィイイイイイ!!」
ガシャ!
………ピクッ!
アムリン「な!なんだ、檻が…」
アムリン「おい!何をしている、そっちではない!!」
アーセラン「へっへ~、スキーヴァーちゃんはこっちが良いってさぁ!!」
ガシャーン!!
アムリン「貴様…まさか、ウッドエルフ!?」
アムリン「使ったな!!動物操作の力を!」
アーセラン「………」
アーセラン「ハーハッハハァ!そう、最初からそれを狙ってたのよ!小さいからってナメんなよ!」
アーセラン「さあ、俺を解放しろ!さもないと、このスキーヴァがお前を食らうぞ!!」
アムリン「くうううぅう!貴様まで俺をコケにしおってええ!!」
アムリン「ウッドエルフの能力…!!俺は、研究のため幾人ものウッドエルフを捕らえ、調べた…しかし、結局、手がかりらしい成果は得られなかった…」
アーセラン「………」
アムリン「実に不思議ですばらしい能力だ…そこは褒めてやろう……」
アムリン「だが、問題がひとつある。貴様らの操作の力は一日に一回しか使えないということだ…」
アムリン「俺を本格的に怒らせたな……」
ガッ
アーセラン「!?」
アーセラン「え……」
アムリン「俺は”軍隊”を作っていると言っただろう。」
アーセラン「ぐあああああっ!?」
タッタッタカサカカサ…
アムリン「援軍の到着だ…!」
コメント
無駄にクールだアムリンさんw 彼の過去についてのSSもでてきて、一気に感情移入できました!
本当に素晴らしい・・・!
スキーヴァーも統率の取れた動きになっていて波のように押し寄せる姿に思わず見入ってしまいました・・。
自分の考えたイメージををそのまま表現するためにとても苦労しますが
ほぼ完全に表現することができた気持ちのよさがいいんですよねぇ・・・。おつかれさまでしたw
アムリンをわざわざホワイトランやウインターホールドへ連れて行ったり、SSをこんなに撮るとは思いませんでしたw彼の日記に一応沿って性格なども考えてみましたが、クエスト中、ドヴァキンと会話イベントくらいあっても良かったのではないかと思います;
スキーヴァーは配置するのに一苦労でしたが、頭の中のイメージどおりになった時は嬉しいですよね~(`・ω・´)ノ
すごい!アムリンさんがネズミ群を引き連れている様子にとても哀愁を感じました!
色々、色々と紆余曲折あったんでしょうねえ。。。
こっからどうやって切り抜けるのか…
動物使いのライバル対決、続きを楽しみに待ってます~ヽ(=´▽`=)ノ
アムリンさんて日記内容を見ると、一体何があったのか分かりませんが、なんだか可哀想なんですよね;哀れでマッドな雰囲気が伝わってよかったですw(ハーメルンの笛吹き男のパロディキャラなのかなと思いました)
あ、言われて気づきましたが、動物使い対決になってますね(゚д゚)