2話　怪しいボズマー

冒険や傭兵の仕事で稼いだ金も、ついに底を尽きてしまった。
これではいかん！！やっと気づいたリュシアン、仕事を探しにホワイトランへ向かいます。

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サーシャ「ルンルン♪」
リュシアン「サーシャ、楽しそうだな…」
サーシャ「だって、仕事を探しに行くのよ？私も仕事ってものをしてみたいし」
リュシアン「いいか？サーシャ、仕事って言うのはきついし、大抵は楽しいものじゃないぞ？それだから仕事って言うんだ。」
サーシャ「分かってるって～！」
リュシアン（分かってないな…)

リュシアン「ん？なんだあれは…」

？？？「おーーーい！！！」

？？？「ひえええ！！ちょっ！、そこのお前！助けてくれ！！」

リュシアン「な、なんだ！？巨人！？」

 

～（戦闘シーンはめんどいのでカット）～

 

リュシアン「ふう…逃げたか…」

？？？「…ったく此処はとんでもねえ所だ…なんでこうも酷い目に遭うかなァ～…」
サーシャ「あの、大丈夫？怪我はない？」
「え？ああ…」

？？？「おおおおお！！」

？？？「お、お姉さまは命の恩人です！あ、何てお名前ですか？どこ住みですか？！是非お礼をさせてください！！ああ、もし良かったら、このあとお茶でも…！！(おお～超好み!!)　」

リュシアン「おい、なんなんだか知らんが、お前は誰だ。こちらも危ないところだったんだぞ？」
？？？「あー、わりぃわりぃ。

サーシャ「私はサーシャっていうの、こっちはリュシアン。あなたは？もしかしてスカイリムには慣れてないの？」

アーセラン「俺はアーセラン！商売のために最近こっちに来たんだ。この土地は一人で商人が歩くには危険だから、この辺で護衛してくれる傭兵を雇おうと思いましてねェ～」

サーシャ「えー！？傭兵さんを探してたの？すごいタイミングね！私たちもちょうど仕事を探しに行くところだったの♪」

アーセラン「ええ！？お、お姉さまが護衛をしてくれるんですか？！」

サーシャ「うん♪まかせて！」

リュシアン「ちょ、ちょっとまったー！！！」

 

リュシアン「か、勝手に話を進めるな…！
いいか？サーシャ、こいつはまだ今会ったばかりだし、私の経験上、なんか怪しい匂いがする…もしかすると、スクゥーマの密輸かも分からないぞ…早々に決めてしまうのは危険だ！」

サーシャ「大丈夫よ！アーセラン君はきっと悪い人じゃないわよ！」

 

リュシアン「とにかく、駄目だ、仕事ならホワイトランで探す。サーシャにも出来る、安全で良い仕事があるかもしれないだろ。」
サーシャ「えーーー！！リュシアンのいじわるー！！」

アーセラン「あー…、それなら報酬は二人で2000ゴールドってのならどうだ？半分前払いするぜ？」

サーシャ：「にっにせん…ごーるど…！?」

リュシアン「…目的地は？」

アーセラン「こっから各要塞を見て回るために、比較的安全な街道を護衛して欲しいだけの仕事なんだけどねなあ～」

アーセラン「まあ、サーシャさんは良いみたいだけど、アンタはなんか、イヤみたいだし？残念だけど、他を当たろうかなあ。他にも傭兵はたくさん居るだろうし…」

サーシャ「リュシアン！ねえ、すごいよ２０００ゴールドなんて、この前の欲しかったお洋服も買えるし、セオラングにも新しい鎧作ってあげられるよ！」

リュシアン（はッ！2000…ゴールドあれば…）

…………

………………

 

サーシャ「リュシアン…こんな素敵なドレスに式…私にはもったいない気がしちゃう…」
リュシアン「そんなことないさ、サーシャ、綺麗だ…」

サーシャ「リュシアン…」

………

………………

「………」

リュシアン「分かった！契約だ！」

サーシャ「やったー！私、しっかりお仕事がんばるから、よろしくね♪」
アーセラン「ええ、よろしく頼みますよ～！」

アーセラン「………あ。」

アーセラン「…………………あと、なんだっけお前……、ま、しっかり働けよ？」

リュシアン「リュシアンだ！！」

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金欠のとき、人は、いつも以上に目先のことに意識が行きやすくなるもの…
やたら高額な報酬で、会ったばかりの怪しい怪しいボズマーの商人アーセランの護衛をすることになったリュシアン、サーシャは無事に仕事を終えることが出来るのか？

（…早いとこ見つかってよかったぜ)