死霊術師の実験体として、まんまとリュシアンを引き渡したアーセラン。
しかし、取引は失敗し自らも投獄されてしまった!
アーセラン「リュシアンさん!」
アーセラン「ずみまぜんでしたぁ!…うぐ…本当はごんな(金にならねえ)ごと…したくなかったんだ!」
リュシアン「まったく!!殴る価値もない奴だな。一体どうしてこんなことになったんだ?!」
アーセラン「そ、それはですね…!」
リュシアン(!?)
アーセラン「それはそれは、涙なしでは語れない…悲し~ぃい出来事が…あって…」
リュシアン「………」
アーセラン「俺がスカイリムへ来てから少し経ったときの事、ちょいと道に迷っちまって…」
(だめだ…完全に迷った……腹減った…)
アーセラン「偶然、冒険者らしき死体を見つけたんだ」
アーセラン「そいつが持っていたのは、なんと、スカイリムの地図と宝の地図!これもなにかの縁だと思って、まだ商売資金が少なかった俺は、宝を探すことにしたわけ!……と、まあ、そこまでは良かったんだけど、宝の在り処ってのは…」
アーセラン「まさしく、このフェルグロウ砦だったんだ。」
アーセラン「結局、死霊術師の連中に見つかちまって…。」
「いいじゃないの!どうして逃がすのよ、やっと生きてる実験体が手に入ったのよ?」
「落ち着け、こいつは嘘じゃなければ”奴隷商人”だと言うんだ、実験体を連れてくると言っている。」
「ふん!そんなの嘘よ、それで二度と戻ってこないんでしょう!」
アーセラン「う、嘘じゃあございません!なんでもお申し付けください、エルフからブレトンだってここへ同意がなかろうと連れてこれます!」
「なにをとぼけた事…」
(おい、例のアレを使おう)
「!」
「そうね、わかったわ、奴隷商さん。私達には今、アルトマーの実験体が足りてないの。仲間を実験台にするのは最近砦が混乱するから禁止になったし、スカイリムにはアルトマーが少ないわ。」
「でもね、ただのアルトマーってわけじゃなくて、すぐ死んじゃうような、ひ弱なのじゃ駄目よ。出来るだけ健康で丈夫なアルトマー、出来れば女がいいわ。」
アーセラン「し、承知しました~!わ、わたくし宛がありますから、あの、すぐに呼び出します…!」
「どれくらいかかる?」
アーセラン「そ、そうですね、み、三日もあれば、戻ってこられます!」
「ふうん、そうね、じゃあ連れてきて頂戴。砦の近くまで連れてくれば私達がなんとかするわ。」
アーセラン(へっ、まさか、上手くいくとは…そのとおり!全部うっそだよ~!戻ってくるわけねえだろ!!)
カッ!!
アーセラン「……ぐえ!!」
アーセラン「な、なにを…!?」
「ふふふっ!最近研究の成果あって、作り上げた魔法よ。つまり”呪縛”したのよ、あなたの魂を。三日で戻ってこなければ、この魂魄石にあなたの魂が吸収されるわ。でも戻ってくれば魔法を解いてあげる。なかなかフェアな取引でしょ?」
アーセラン「えっええーーー!?」
アーセラン「そういうことで、俺は途方にくれながらとりあえずホワイトランへ行って聞き込みに行ったんだ、そうしたら、ロリクステッドに三人居るって聞いて…」
アーセラン「はー、なんて言って付いてきてもらえばいいんだよ…なんで俺がこんな目に…!!」
アーセラン「…くっそー!!」
アーセラン「なあ!酷い話だろ!?唯一、俺にできたことはサーシャさんでなくお前を連れてくることぐらいだった…(最初は引き渡すつもりだったけど…)俺だって脅されてなきゃあ、こんな酷いことしたくなかったんだ!」
リュシアン「悲しい話というより、運の悪い奴と言うか…自業自得というか…サーシャを連れてこなかったことだけは評価してやるがな。」
アーセラン「なあリュシアン!俺はもう嘘はつかないぜ!!」
アーセラン「一緒に協力してここから脱出しよう!!なあ、目的は同じだろ!それがいい!あいつ等に目にもの見せてやろうぜ!俺、出口を知ってるし、今、役に立つからさ!」
リュシアン「はあ…呆れるほどに調子が良い奴だな、今、役に立つとは…どういうことだ?」
アーセラン「それはな…」
アーセラン「じゃあーん!!こういうこと!前回ちょろまかしといたんだ!これで脱出できるだろ!?」
リュシアン「…それどっから出した?」
リュシアン「ふん、少しは役に立つようだな」
アーセラン「これで、ちょちょいと……」
リュシアン「あー!!!やっぱり役に立たないじゃないかー!!」
アーセラン「ひええ!(これはまじだったのに…)」
リュシアン「どけ、お前は扉の開け方を知らないようだな!」
ガシッ!!
ぬううううう…!!
うらァ!!
リュシアン「サーシャが心配だ…さあ、出口まで案内してもらおうか…」
アーセラン「ア!ハイ!」
つづく。
コメント
えぇえええ!!? 開いったぁあ!!
穏やかなキャラクターで隠されてましたが、リュシアンさん実は相当な剛の者だったんですねえ。
てか、そういう感じに開けるのですねw
アーセラン君の渾身の(演技) と、もう騙されないぞと構えるリュシアンさんの対比が
こんな場面なのに、なんか凄く微笑ましかったです! 特に「否ッ!」のあたりw
さて無事脱獄出来るのか、次回の戦士と商人の凸凹コンビ楽しみです。
>リュシアンさん実は相当な剛の者だったんですねえ。
開いちゃいましたwリュシアンのコンセプト、見た目はハイエルフ、中身はノルドだったのですが、そういえば、いつものTumblrなどのネタではサーシャさんの世話なんかをしていたので、そういう所があまり出せずじまいでしたねw
>戦士と商人の凸凹コンビ楽しみです。
ありがとうございます!アーセランとリュシアンはどう関係させるか最初はまったく思いつかなかったんですが、二人とも檻に放り込んでみたら意外と動いてくれましたσ(´~`)否!のセリフはあとから思いついたものだったりw
次回、私も無事更新できるのかとても気がかりです;また、更新出来るようがんばります~(`・ω´・)ノコメント本当にありがとうございました!ヽ(o´д`o)ノ
相変わらずおもしろいなあww
わーい!ありがとうございます~とても嬉しいお言葉です!ヽ( ε∀ε )ノ
さすがアーセラン 意外と役に立つじゃないですか! って思ったらやっぱり役に立たないじゃないですか!w
アーくん、炎魔法は使るみたいですけど。変性魔法で鍵を縮まさせたり、
鍵の材質をやわらかくして鍵を壊すことはできないんですかね・・やっぱり ( 開錠魔法は200年位前の魔法だしなぁ)
ちなみにうちのブログでの登場の時は開錠魔法の音でバレるし、出てもすぐ捕まるからやらないという設定でげす!
そしてリュシアンものっすごい怪力!
さすが主人公!このくらい強いくらいがやっぱり期待しちゃいます!
あとは出口を目指していきたいところだけど、隠密スキルが低そうな2人・・・。だいじょうぶかなぁ
>さすがアーセラン 意外と役に立つじゃないですか! って思ったら
所詮、アーセランでしたw準備周到で、目端も利くタイプなのですが、どこか運の悪い男ですw
>炎魔法
確かに、魔法でカギくらい壊せそうですがw魔法使いがゴロゴロ居るタムリエルですから、独特の機構でも組まれてるんでしょうか…Σ(・ω・ノ)ノアーセラン、解錠魔法が使える設定と言うのもいいですな!今のところ自分のブログ上では、炎魔法のみ使える設定ですが、他の魔法も使えるのをあえて隠して居そうな感じですねw
ちなみに、アー君は魔法の才能は多少ある設定なので、フォロワー作成時に一番初級の魔法を付けてみました。あと、フォロワーには意味ないのですが、密かに幻惑魔法のパークも取ってあったりしますw
>リュシアンものっすごい怪力!
実は怪力なんです(囚人服だとすごい体格ですしねw)パワー系アルトマーとして、これからもがんばっていただきますw
次回も、がんばって出口をめざしますぞ~!└(‘ω’)┘(私が)
ハイエルフの皮を被ったノルドやないかww
バリバリのパワー系ハイエルフです!w しかし、せっかくの魔法が得意、という種族の特性が失われていますね;w
やだ、リュシアンさん超かっこいい…
私のとこの第2期のハイエルフ(ムキムキ)が見たら一発で惚れそう…!!
>私のとこの第2期のハイエルフ(ムキムキ)が見たら一発で惚れそう…!!
わーい!惚れてもいいのよ?ヘ(゚∀゚ヘ)
ん?
>ハイエルフ(ムキムキ)
男?! Σ(´゚д゚`)
[…] リュシアン「ここまで来ればもう大丈夫だな…… しかし、お前が牢屋の鍵だと思ってくすねたのがあの扉の鍵だったとはな…助かったぞ」※6話 […]